骨盤臓器脱とは
膀胱・子宮・直腸などの臓器が、筋肉や靭帯の支えが弱くなり腟の方へ下がってくることで膣から外に出てしまい、膨らみとして感じる状態を骨盤臓器脱といいます。圧倒的に女性に多い症状ですが、ごくまれに男性でも発症することがあります。
骨盤臓器脱の原因
出産(経腟分娩)や加齢・閉経、便秘や咳・重い荷物を持つなどでお腹に力がかかることで発症します。肥満が原因となることや子宮摘出術を受けた方に症状が現れることもあります。
自覚症状
腟の入口に「ピンポン玉」のようなものが触れる、陰部の不快感、尿の出が悪い、尿が残る感じ、尿もれなどの自覚症状が一般的です。便が出にくかったり性交時に違和感があることもあります。
診断
- 診察(腟の診察で臓器の下がり具合を確認)
- 尿検査
- 超音波検査で残尿を測定する
治療
手術をしない場合は骨盤底筋体操やペッサリー挿入、閉経後には女性ホルモンの腟内治療を行うこともあります。
手術を行う場合は糸やメッシュで子宮や腟を固定し、下がってこないように処置します。必要に応じて子宮の摘出や膣を閉鎖する場合もあります。
※手術が必要な場合は提携病院を含む他院への紹介となります。
治療にかかる期間・費用(目安)
- 保存療法:外来通院(数カ月〜継続)、1回の診察で自己負担2,000〜3,000円程度
- ペッサリー療法:月1回交換、自己負担2,000〜3,000円程度
- 手術療法:入院5〜10日程度、300,000〜400,000円前後