前立腺肥大症とは
前立腺が加齢性の変化で腫大し、尿道を圧迫して排尿障害をきたすものです。前立腺肥大症は前立腺癌のリスクでもあるため注意が必要です。
前立腺肥大症の原因
加齢、男性ホルモンの影響で前立腺の腫大が進行することで発生します。50歳以上の男性で約20%、80歳以上ではほぼすべての男性が前立腺肥大症であるといわれます。前立腺肥大症が軽症でも、膀胱の収縮力が落ちて同様の症状が出ることもあります。また、肥満や高血圧なども原因とされます。
自覚症状
尿線が細い、勢いが弱い、排尿に時間がかかる、残尿感、頻尿、尿意切迫(トイレにかけこむ)、夜間頻尿(夜にトイレに1回以上起きる)、排尿したあとに尿がしたたるなどの症状が現れます。進行するとまったく排尿できなくなってしまうこともあります。
診断方法
- 尿流測定
- 残尿測定
- 画像検査(CT、超音波)
- 血液検査(PSA検査)
- 尿検査
- 膀胱鏡検査
治療
内服薬を用いる場合は、排尿を改善させる薬と、前立腺を縮小させる薬に大別され、症状によって使い分けます。また、頻尿や尿意切迫に対する薬も併用することがあります。
内服薬での改善が難しい場合には手術によって治療します。「経尿道的前立腺切除術(TURP)」という大きくなった前立腺線種を電気メスで削り取って尿路を拡げる手術や、100mlを超える巨大な前立腺などにも対応できる「ホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)」というレーザーを用いて尿路を広げる手術があります。これらは比較的侵襲が大きいため、近年では低侵襲治療(MIST)として「水蒸気治療(Rezum)」「経尿道的前立腺尿道リフト」など侵襲が低い治療法が開発されています。
※「経尿道的前立腺切除術」「ホルミウムレーザー前立腺核出術」は提携病院を含む他院へ紹介しての治療となります。
※「水蒸気治療」「経尿道的前立腺尿道リフト」は連携先病院で対応可能です。
費用(3割負担の場合)
- 検査代(尿検査、超音波検査、CT検査、血液検査、尿流測定、残尿測定を必要に応じて選択):3,000円~6,000円程度
- 処方代:1,500~3,000円/月
- 手術:各病院・手術内容により異なるためご確認ください。