腎結石とは
尿中のカルシウム、シュウ酸、リン酸、尿酸、シスチンが、尿中で飽和状態になると結晶形成をして結石となります。
腎結石の原因
脱水や食事(塩分、動物性タンパク質、ナッツ・ほうれん草等のシュウ酸を含むもの)、糖分の過剰摂取、高尿酸血症、肥満、尿路感染症などが原因として挙げられますが、シスチン尿症のように遺伝的に結石ができやすい体質の方もいます。また、利尿薬、亜鉛、ビタミンD剤、カルシウム剤などの服用が原因となることもあります。
自覚症状
突然の激しい脇腹の痛み、腰の痛み、血尿、頻尿、排尿時痛、吐き気・嘔吐、発熱、悪寒など多岐にわたります。
診断方法
- 尿検査
- 血液検査
- 画像検査(レントゲン、CT、超音波)
ガイドラインではCT検査、超音波検査で診断を行うと記載されていますが、これは単純レントゲン検査では映らない結石があるためです。
治療
症状がなく、小さいもので尿管を閉塞する可能性が低いものは手術以外の方法で治療します(保存療法)。水分の多量接種(2~3L/日程度)や排出を促す内服薬、あるいは再発予防薬を内服することもあります。また、食事療法(食事内容の見直しなど)を実施することもあります。
レントゲン検査で撮影可能な結石で小さい結石の場合は、体外から衝撃波を与えて結石を破砕して自然排出を促す「対外衝撃破砕術(ESWL)」を行います。複数回の治療を要しますが、この治療では排出されない場合は手術に変更することもあります。
結石を実際にカメラで見ながら、レーザーで割りバスケットで回収する「経尿道的尿管結石破砕術(TUL)」という手術は、ESWLで治療困難な結石も手術可能で、高い治療成功率です。ただし、手術のため特定の施設でしか治療できず、入院が必要となります。
TULで治療が困難となる2cm以上の大きな結石に対しては「経皮的腎砕石術(PNL)」という腎臓に外から到達して、直接破壊し、回収する手術もあります。身体への負担は大きく、入院期間・回復期間も長くなります。
※ESWL、TUL、PNLは提携病院を含む他院へ紹介しての治療となります。
費用(3割負担の場合)
- 内服:検査代(尿検査、超音波検査、CT検査を必要に応じて選択)+処方 3,500円~5,000円程度
- 手術:各病院で異なるためご確認ください。 例:レーザーによる手術の場合60,000~70,000円程度+入院費用